こども畑は、子どもたちが土にふれ、野菜を育てたり、生きものを見つけたりしながら、畑で自由に過ごす場所です。
親子で一緒に畑にふれ、季節の変化や小さな発見を楽しむ時間も大切にしています。
種をまき、育て、収穫して食べる。それだけではなく、虫を探したり、土を掘ったり、自然の変化に気づいたり。
畑の中には、子どもたちの興味につながるものがたくさんあります。
野菜を上手に育てることや、農業の知識を覚えることだけを目的にするのではなく、実際に見て、触れて、感じながら、
自分で考え、やってみることを大切にしています。
遊びながら、育てながら、学んでいく
子どもにとって、遊ぶことと学ぶことは、本来それほど離れたものではありません。
虫を見つけたり、土を掘ったり、種をまいたり、収穫した野菜を食べたり。
思ったように育たなかったり、失敗したりすることも含めて、畑で起こるさまざまな出来事そのものが学びにつながっていきます。
そこから、「なんで?」「どうしたらいい?」「もう一回やってみよう。」という気持ちが生まれます。
答えを先に教えるのではなく、まずは自分で見て、考えて、やってみる。
何を育てたいのか、どこに植えるのか、どうすれば元気に育つのか。
分からないことがあれば、一緒に考えたり、調べたり、実際に試したりしながら、自分なりの答えを見つけていきます。
うまくできなくてもいいし、途中で違うことに興味が移ってもいい。野菜を育てていたはずが虫探しになったり、土を掘っていたら水路づくりが始まったり。そんな寄り道も含めて、子ども自身の興味から広がっていく時間を大切にしたいと考えています。
親子で、一緒に楽しむ
こども畑は、子どもだけの場所ではありません。
種をまいたり、野菜を収穫したり、生きものを探したりしながら、親子で同じものを見て、一緒に驚いたり、考えたりする。そんな時間も、畑だからこそ生まれるものだと思っています。
大人が教える側、子どもが教わる側と決めるのではなく、ときには子どもの発見に大人が驚いたり、一緒に分からないことを調べたりする。普段の暮らしとは少し違う場所で、一緒に土にふれ、一緒に楽しむことも、こども畑の大切な時間です。
また、種をまき、芽が出て、少しずつ大きくなり、やがて自分で育てた野菜を収穫する。その経験は、普段何気なく食べているものが、どこから来ているのかを考えるきっかけにもなります。
収穫した野菜を料理して食べたり、家族や誰かに分けたりすることで、畑での体験は食や暮らしへとつながっていきます。
自分で育て、自分で食べる。
そんな小さな経験の積み重ねから、食べものや自然、自分たちの暮らしを少し身近に感じてもらえたらと思っています。
畑から、興味を広げていく
畑には、農だけではなく、食、自然、生きもの、科学、ものづくりなど、さまざまな入口があります。
ひとつのことを深く学ぶことも大切ですが、子どものうちは、いろいろなものに触れながら「好き」「おもしろい」「もっと知りたい」を見つけることも大切だと考えています。
何かを上手にできるようになることだけを目標にするのではなく、まずは一度やってみる。その体験の中から、自分の興味や得意なこと、自分なりの考え方が少しずつ見つかっていく。
僕自身も、子どもとの関わりについて何か特別な専門知識があるわけではありません。だからこそ、何かを一方的に教えるのではなく、「見てどう思った?」「やってみてどう感じた?」と問いかけながら、子ども自身の気づきや考えを大切にしたいと思っています。
分からないことがあれば、一緒に考え、一緒に調べる。必要なときには、大人としてひとつの意見や考え方を伝えることもありますが、それを正解として押しつけるのではなく、「こんな考え方もあるよ」というひとつの例として渡すくらいの距離感でいたいと思っています。
大人が答えを用意するのではなく、子どもが自分で感じ、考え、その中から自分なりの答えを見つけていく。こども畑が、そんなきっかけのひとつになればと思っています。
これからの、こども畑
こども畑は、まだ完成した形が決まっているわけではありません。
まずは畑で過ごす時間を大切にしながら、これから少しずつ、親子で参加できる体験や季節ごとのイベント、単発のワークショップ、農・食・自然について学べる教室やセミナーなどへ広げていくことを考えています。
さらに、子どもたちが継続して通いながら、自分の興味を広げていける小さな学びの場も、これからの構想のひとつです。
決められたカリキュラムに当てはめるのではなく、その時々の子どもたちの興味や、畑で起こることから学びが広がっていく。そんな場所を、少しずつ形にしていきたいと考えています。
土にふれ、野菜を育て、生きものを見つける。遊びながら学び、ときには失敗し、自分で考えてもう一度やってみる。
親子で一緒に楽しむ日もあれば、子ども自身の「やってみたい」から新しいことが始まる日もある。
大人が用意した答えの中だけではなく、自分で見て、感じて、考え、試してみることができる。
こども畑を、そんな時間を過ごせる小さな余白を目指します。
よはく農について
型ではなく、観察する農。
土と野菜を観察しながら、
自分なりの育て方を見つけていく農。
自給畑について
自分で育て、自分で食べる。
「自育自食(じいくじしょく)」のある暮らしを実践する畑。
はたけラボについて
育てるだけじゃない。畑で過ごす。
それぞれの楽しみ方を見つけられる小さな実験畑。
